日常の考察

Clubhouse(クラブハウス)がオワコンだと言われているのはなぜ?理由や今後を予想してみた

クラブハウスという音声SNSをご存知でしょうか? 一瞬爆発的に流行ったと思いましたが最近はあまり騒がれていませんね。ネットではすでにオワコン説も浮上してしまっています…。 ただ、クラブハウスを実際に利用している筆者個人の意見としては、クラブハウスは本当にオワコンなのかな…いや、これからじゃないかとすら思っています。 今回はクラブハウスがオワコンと言われている理由や、今後どうなっていくのかを予想してみましたのでぜひ最後まで見ていってくださいね!

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Clubhouseとは?

クラブハウスとはアメリカのベンチャー企業「Alpha Exploration」が2020年春にリリースしたSNSアプリです。 会話/音声のみで交流するSNSサービスで、下記のようなサービス内容が特徴です。 ・フォローし合うことで繋がることができる。(いいねやコメント機能は無い) ・完全招待制(現在は誰でも利用可能) ・音声は録音不可 「room」と呼ばれる会話スペースを通してユーザー同士が交流することができるようになっています。 日本では2021年1月から一気に話題が広がり、2月にはテレビなどでも報道機会が増え、Clubhouse(クラブハウス)に関連するワードが毎日のようにTwitter上でトレンド入りするほどバズっていました!

クラブハウスオワコン説の理由とは?

一時期は音声SNSという真新しさで大きな盛り上がりを見せていたクラブハウスですが、どうして最近ではオワコンなどと言われるようになってしまったのでしょうか? その理由について考えていきたいと思います。

リアルタイムでのやりとりなので記録として残せない

クラブハウスは音声版SNSということで主催者だけではなく、視聴者も音声を発して交流できるという点で、非常に真新しさを感じます。 ただ、音声は録音不可なので、単純な情報量だけで見るならどうしても、Instagramのような画像、Youtubeや各種生配信サービスなどの動画主体のサービスのほうが情報量の方が多くなってしまいます。 共通している事実としてはInstagramもYoutubeも記録として何度でも見返せるという利点があります! 忙しい現代人にとってアーカイブとしていつでもみれるというコンテンツは正直必須なのかなと思いますね。

招待制が門戸を狭めてしまった

クラブハウス失速の要因として招待制でユーザーを集めていたことも考えられます。 SNSやアプリでもそうですが最近のサービスの傾向としては、「無料で始められ、あとから課金」というのが主流です。 ですが、クラブハウスは招待制のシステムを採用してしまったことがかえって失速の原因になってしまったのかなといった印象を受けました。

情報商材を宣伝する人が増えてしまった

クラブハウスがオワコンと言われてしまう要因としてもう一つ感じたのは、クラブハウスが高額の情報商材を売るroomが沢山できてしまったのもあるのかなと思います。 なぜ情報商材の宣伝が増えたのか考えてみたのですが、InstagramやTwitterなどのSNSではダイレクトメッセージなどクローズドな発信ができるにせよ、文字や画像などが残るので受け取り者側がそれを拡散すれば、炎上に繋がる可能性もあります。 ただ、クラブハウスは録音などの記録に残す機能がないということから、クラブハウスへの情報発信者の数が急激に伸びた原因ではないでしょうか?

roomの検索機能がなかった

クラブハウスには検索機能がなく、これも大きな要因だと感じます。(現在は新機能「club」で導入済み)  

本当にオワコン?最近の傾向や今後のクラブハウスはどうなる?

運営スタッフ数を拡充し、招待制を終了

2021年7月に招待性を終了し、本格的な運営をしていく方針を発表しました。 もともと8人という小規模チームでスタートしたために、最初は招待制という形を取らざるを得なかったようですが、現在は50人以上まで拡大され、今後にまた新しい取り組みをしてくれるのではないかと正直ワクワクしています。

新しい検索機能「club」が優秀

筆者が他のSNSと比較したとき、いやいやクラブハウスはこれからでしょ!思うのが、クラブハウスは「サービス」をかなり意識して作り込んでいて、新しい機能「club」という新機能の特性からも感じます。 これがどういったものかというと、特定の趣味や特技など、決まったテーマを基にしたコミュニティが作れる機能で、作成した「club」は検索することもできます。 今までのクラブハウスには、roomの検索機能がなかったので、気になるテーマなどを探す際に、タイムラインから追うしかありませんでした。 この機能が実装されてから、テーマをもってroomを探している人からすると非常にありがたく、クラブハウスでの検索性も実際に高まってきています。

ユーザーの理解度に合わせて新たな機能を生み出している

クラブハウスに対して元々良い印象ではなかった層やフォロワー増やしの目的の人たちが減ったことでクラブハウスが本来求めていた層だけが残っているように感じます。 モデレーターたちがroomの品質を管理するため、質問したい人に向けて「質問項目をプロフィールの最上段に記載すること」を推奨している点も面白いです。 このように、ユーザーの理解度に合わせて機能を追加していっているクラブハウスの柔軟性はとても素晴らしいと思います。

まとめ

初期のクラブハウスは、情報発信販売のための人集めや、相談者に対してリスペクトのないスピーカーが散見されていました。 正直今もそういった状態がなくなったわけではありませんが、共通の趣味で繋がりやすくなったり、自分にとって価値あるコミュニティが発見しやすくなっているのも事実です。 クラブハウスをうまく活用するために、相手がフォローするべかどうかや自分にあったroomなのかどうかを見極め、ユーザーもクラブハウスというサービスを学習し続ける必要はありますが、音声としての魅力は一過性では終わらないというのが筆者の考えです。

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